「煙のない社会」の実現に向けて
日本では、紙巻たばこから加熱式たばこへの革新的な移行が進み、加熱式たばこのカテゴリー全体の販売本数ベースのシェアは13都 市で50%※1を超えました。厚生労働省の令和4年の「国民健康・栄養調査」によると、加熱式たばこの普及は、喫煙者の3人に1人に 達しています。また、日本では複数メーカーによる加熱式たばこの発売以降、紙巻たばこの販売量の減少が加速していることがアメリ カがん協会の独立調査でも示されています。
アメリカがん協会(ACS: American Cancer Society) のStocklosa博士らが実施した研究では、加熱式たばこが発売されて以降、紙巻たばこの販売量は年間9.5%という驚くべき速さで減少していることが示されています。著者らは、日本では加熱式たばこの導入に より「紙巻たばこの販売量が減少したと見られる」 ※2と結論付けています。
当然ながら喫煙者にとって最もよい選択肢は、紙巻たばこもニコチンも、完全にやめることです。しかし、多くの喫煙者が喫煙を継続 するという現実があります。日本のような事例は、煙の出ない代替製品が、政府のたばこ対策の柱の一つである禁煙支援を補完する重要な選択肢となり得ることを示しています。
PMIの挑戦と革新は、決して止まることはありません。これからも「煙のない社会」の実現に向けて、前進してまいります。
「煙のない社会」の実現に向けて重要な「たばこハームリダクション」の考え方については、こちらをご覧ください。
[注釈]
※1 Stoklosa M, Cahn Z, Liber A, et al., “Effect of IQOS introduction on cigarette sales: evidence of decline and replacement”, British Medical Journal, June 2019, https:// tobaccocontrol.bmj.com/content/early/2019/06/11/tobaccocontrol-2019-054998
すべての20歳以上の喫煙者にとって最もよいのは間違いなく、
たばこもニコチンの使用もすべて止めることです。