燃焼 vs. 加熱
「燃焼」と「加熱」の違いを意識したことはありますか? 一見、些細に思えるこの違いが、実は成人喫煙者とその周囲の人々の健康に多大な影響もたらします。喫煙には害があり、深刻な喫煙関連疾患の原因となります。中でも、燃焼によって発生する煙が問題です。公衆衛生機関によれば、紙巻たばこの煙には、6,000種以上もの化学物質が発生し、その内の約100種が発がん性物質を含む有害および有害性成分とされています。
煙に含まれる高いレベルの有害性成分が、喫煙関連疾患の主な原因となっています。たばこ葉を燃やさなければ煙は発生しません。フィリップモリスインターナショナル(以下、PMI)では2008年以降、140億米ドル以上を投資し、煙の出ない製品の開発、科学的根拠の構築、市場導入に取組んできました。この投資と研究の結果、たばこ葉を燃焼せずに加熱することで、煙の発生を生じさせないことに成功したのです。
煙 vs. 蒸気
紙巻たばこに火をつけると、燃焼温度は600℃ですが、吸い込む際には先端の部分は800℃以上に達します。一方で、加熱式たばこから発生するエアロゾルは、「煙」ではなく「蒸気」です。これこそが加熱式たばこと紙巻きたばこの最大かつ最も重要な違いです。加熱式たばこをはじめとする煙の出ない製品では、煙や灰を出さずにニコチンを摂取することができます。これらの製品は習慣性がありリスクがないわけではありませんが、紙巻たばこに比べて、有害性成分の量が平均で90%以上低減されています。加熱式たばこの開発と市場への導入・展開により、私たちは「煙のない未来」へ、大きな一歩を踏み出しています。
ニコチンについて
たばこに含まれるニコチンには習慣性があり、リスクがないわけではありません。しかし喫煙関連疾患の主な原因ではないということを、ご存知でしたか? 喫煙関連疾患の主な原因は、紙巻たばこの燃焼によって生じる煙に含まれる有害および有害性成分です。ニコチンはたばこ葉に元々含まれており、たばこの味わいや喫煙の所作とともに、人々が喫煙する理由の一つです。加熱式たばこをはじめとする煙の出ない製品は、煙や灰を出さずにニコチンを摂取できるように設計されています。
20歳以上の喫煙者にとって最善の選択は、紙巻たばこもニコチン含有製品もやめ、完全に禁煙することです。20歳以上の喫煙者が正しい情報に基づき、自分で選択する権利を尊重することが重要です。※妊娠中又は授乳中の女性、心臓疾患又は重度の高血圧、糖尿病の方など、一部の方はニコチン含有製品を使用するべきではありません。20歳未満の方も、たばこ製品やニコチン含有製品を使用してはいけません。加熱式たばこなどの煙の出ない製品はニコチンを含みます。これは、20歳以上の喫煙者が紙巻たばこから加熱式たばこに完全に切替えるために必要であると考えられるからです 。ただし、これらの製品は禁煙補助製品ではありません。喫煙者ができる最善の選択は、紙巻たばこもニコチン含有製品もやめ、完全に禁煙することです。
タールについて
タールとは、紙巻たばこの煙からニコチンと水分を除いた、粒子状の残留物の「重さ」のことを指します。加熱式たばこ、電子たばこ、スヌース製品などの煙の出ない代替品では、タールは一般的に測定対象とはなっていません。これらの製品では燃焼を伴わないため、これらから発生する成分は紙巻たばこの煙の成分とは根本的に異なるためです。煙がなく炭素系固体粒子が生成されないため、紙巻たばこと比較して発生する有害性成分の量が大きく低減すると考えられますが、製品カテゴリーごとの科学的実証が必要です。加熱式たばこなどの煙の出ない製品においてもニコチンが含まれる製品には習慣性があり、リスクがないわけではありませんが、こうした製品は、紙巻たばこの喫煙を続けるよりもより良い選択肢であると考えられます。
よくある質問
紙巻たばこはたばこ葉を燃焼させて喫煙しますが、加熱式たばこ製品は、非燃焼式たばこ製品とも呼ばれ、その名のとおり、たばこ葉を燃焼させずに加熱します。これが紙巻たばことの最大の違いです。
はい、加熱式たばこは燃焼させないため、煙が出ません。加熱式たばこ製品は、非燃焼式たばこ製品とも呼ばれ、その名のとおり、たばこ葉を燃焼させずに加熱します。加熱式たばこ製品はたばこ葉を燃焼させないため、煙が出ず、紙巻たばこよりも発生する有害性成分を大幅に低減することができます。
喫煙には害があり、深刻な喫煙関連疾患の原因となります。中でも、燃焼によって発生する煙が問題です。紙巻たばこに火をつけると高温に達し、6,000種以上もの化学物質が発生します。公衆衛生機関によれば、その内の約100種が有害および有害性成分とされています。紙巻たばこの煙に高いレベルで含まれるこれらの成分が、喫煙関連疾患の主な原因となっています。
タールとは燃えることで発生し、紙巻たばこの煙からニコチンと水分を除いて残った、粒子状の残留物の「重さ」のことを指します。加熱式たばこ、電子たばこ、スヌース製品などの煙の出ない代替品では、タールは一般的に測定対象とはなっていません。燃やさないことから、紙巻たばことは根本的に異なるためです。