問題は燃やすこと

 

紙巻たばこは「燃える」ことで、6,000種類以上もの化学物質を発生させます。この内約100種類が有害および有害性成分とされています。(※主要な公衆衛生当局により特定)

 

だったら、燃やさなければ? ――煙は発生しないのです。喫煙には害があり、深刻な喫煙関連疾患の原因となります。中でも、燃焼によって発生する煙が問題です。紙巻たばこに火をつけると高温に達し、6,000種以上もの化学物質が発生します。公衆衛生機関によれば、その内の約100種が有害および有害性成分とされています。紙巻たばこの煙に高いレベルで含まれるこれらの成分が、喫煙関連疾患の主な原因となっています。燃焼しないことを革新的な技術によって実現した、加熱式たばこをはじめとする煙の出ない製品では、煙や灰を出さずにニコチンを摂取することができます。これらの製品は習慣性がありリスクがないわけではありませんが、発生する有害性成分の量は燃焼する紙巻たばこと比べて大幅に低減されています。

 

 

 

加熱式たばこと紙巻たばこ:その違いは?

 

近年登場した加熱式たばこのしくみや、紙巻たばことの違いについて、詳しく見ていきましょう。

 

紙巻たばこはたばこ葉を燃焼させ、煙を発生させる

紙巻たばこは、たばこ葉を加工して紙に巻いたもので、たばこ葉を燃焼させて喫煙します。燃焼温度は600℃ですが、吸い込む際には先端の部分は800℃以上にも達します。たばこ葉を燃焼させることこそが最大の危険因子なのです。

 

燃焼させることで

多くの有害および有害性成分を含む煙が発生し、人々がそれを吸い込んでいます。そして、このような多くの量の有害成分が喫煙関連疾患の主な原因となっています。

 

加熱式たばこ製品 VS 紙巻たばこ

加熱式たばこは燃焼させない、煙が出ない。加熱式たばこ製品は、非燃焼式たばこ製品とも呼ばれ、その名のとおり、たばこ葉を燃焼させずに加熱します。これが紙巻たばことの最大の違いです。加熱式たばこ製品はたばこ葉を燃焼させないため、煙が出ず、紙巻たばこよりも発生する有害性成分を大幅に低減することができます。

 

cc vs hnb

ニコチンとは?

 

  1. 喫煙関連疾患の主な原因は、紙巻たばこが燃えて生じる煙が含む有害ならびに有害性成分であり、ニコチンではありません(ただし、ニコチンには習慣性があり、リスクがないわけではありません)。ニコチンはたばこ葉にもともと含まれており、たばこの味わいや喫煙の所作とともに、人々が喫煙する理由の一つです。
  2. ニコチンにはリスクがないわけではなく、習慣性もあります。しかし、喫煙関連疾患の主な原因はニコチンではなくたばこ葉が燃えるときに発生する煙に含まれる有害および有害性成分です。妊娠中又は授乳中の女性、心臓疾患又は重度の高血圧、糖尿病の方など、一部の方はニコチン含有製品を使用するべきではありません。未成年者も、たばこ製品やニコチン含有製品を使用してはいけません。
  3. 加熱式たばこなどの煙の出ない製品はニコチンを含みます。これは、喫煙者の紙巻たばこからの完全な切替えを促すためです。ただし、これらの製品は喫煙補助製品ではなく、喫煙者ができる最善の選択は、紙巻たばこもニコチン含有製品もやめ、完全に禁煙することです。